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ブラック税理士事務所等の見分け方

 よく税理士事務所等(税理士法人、税理士事務所)はサービス残業や突然の解雇など、いわゆるブラック企業が多いと言われています。税理士事務所等は上場企業ではないので、情報がなく、入社前にブラック企業であるかどうかを判断するのは難しいですが、ちょっとした見分け方のコツを紹介します。

求人が頻繁に出ている

 税理士事務所で常に人が足りないというところは滅多にありません。従業員が辞める、お客様が増えてきた、などその程度です。一般企業のように新規事業を立ち上げるとか、新店出店などということはありません。多くても半年に2人〜3人の募集です。2人〜3人の採用であれば、ハローワーク(職安)に求人を出せばすぐに応募があり、適当な人が見つかります。通常であれば、一度採用した人は1年は辞めません。
 
 このように比較的すぐに人材が見つかるにも関わらず、頻繁に求人を出しているところがあります。そういうところは注意が必要かもしれません。採用条件が厳しいのかもしれませんし、採用されたが事務所内環境が悪くて辞めたのかもしれません。
 
 ハローワークに求人を出すと、そこから応募があれば、原則として応募者の採用・不採用をハローワークに報告しなければいけません。そのためハローワークの担当者に気になる税理士事務所等の求人資料を持っていくと「過去に何人応募したのか」「過去1年間で何人採用されたのか」を教えてもらえます。その情報があればある程度は判断できると思います。従業員全員で3人しかいないのに、過去1年で5人も採用しているような事務所は明らかに不自然です。

相場より給料が高い

 相場よりも給料が高い税理士事務所等は注意が必要です。複数の求人を見れば大体の相場を知ることができます。諸手当、通勤費を含めた金額で比較してみて下さい。

年配の従業員が多い

 年配の従業員がいるのが悪いというわけではありません。従業員が3人いるのに3人とも50才代という場合は注意が必要です。50才代ということはベテラン社員です。従業員が辞める、お客様が増えてきた等の明確な理由があれば問題がありませんが、そうでないのなら新人を育てるという事務所ではない恐れがあります。

事務所内の空気が張り詰めている

 面接に行った時の事務所内での従業員の雰囲気をチェックしましょう。来客中におしゃべりしている事務所は少ないでしょうが、過度に空気が張り詰めていないか、従業員の顔に疲れが見えないか、お茶出しの従業員の仕草は不自然ではないか等からある程度の雰囲気を知ることができます。
 

 
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