サイトTOP > 就職活動 > 簿記がなくても働ける? |
簿記がなくても働ける?
|
税理士事務所等(税理士法人、税理士事務所)で働くためには簿記は必須です。簿記がわからなければ仕事を教えることができません。簿記に合格していなくても良い人は次の通りです。 |
|
税理士試験の会計科目合格者
|
簿記検定に合格していなくても税理士試験の簿記論・財務諸表論に合格していれば問題ありません。簿記検定以上の知識があると判断されます。 |
実務経験がある人 |
税理士事務所等の仕事をするために簿記検定の合格が必要なのではなく、「簿記の知識と能力」が必要なのです。そのため簿記に合格していなくてもそれに相当する実務経験があれば大丈夫です。 |
簿記がなければいつまでも雑用係 |
税理士事務所等で働くためには簿記の知識は必須です。簿記の知識があることを証明するためには簿記合格が一番です。
運良く税理士事務所等で働くことができたとしても簿記の知識がない場合は、いつまでたってもコピー係、申告書等の郵送・提出係などの雑用しかさせてもらえません。繁盛している税理士事務所等ではこういった雑用係を専属で採用しているところもありますので、そういったところであれば働けると思いますが、実務経験になるかどうかは疑問です。
「簿記の知識がなくても仕事を教えてくれればいいのに…」と思う人もいるかもしれませんが、そもそも簿記の知識がなければどうやって仕事を教えたら良いのかすらわかりません。教えるとしたら顧問先からの資料を渡してピッタリ付き添いで仕事をしなければいけません。借方貸方だけでなく、基本的な勘定科目もわからなければ、そうでもしないと決算どころか月次の試算表すら出来上がりません。
近年の不況による企業数の減少、かつ、税理士登録者数の増加から1税理士事務所等の顧問料も減少傾向にあります。その中にあって簿記の「簿」も知らない従業員を1から育てるというところは殆どないと考えて間違いありません。
多くの税理士事務所等では基本的に業務を遂行するために必要な勉強は自宅学習など勤務時間外学習を行い、事務所では勤務時間外学習で学んだ知識を活かして仕事をするというスタイルです。わからない事は他人に教えてもらうのではなく、自分で勉強して解決していくという税理士事務所等が殆どだと思います。つまり、税理士事務所で働こうと考えているのであれば最低でも簿記2級には合格しておくべきであると思います。
|
|
|