税理士試験免除のための大学院進学は比較的簡単(落ちる人が少ない)ため、「大学院免除=お金で科目合格を買う」というように思う人がいるようですが、実際は全く簡単というわけではないようです。
税理士試験の科目免除を受けるためには国税庁に修士論文を提出して合格の認定を受ける必要があり、この論文作成に時間と労力がいるそうです。
人それぞれでしょうが、一般的には論文作成のための基礎知識を1年次に講義で学び、2年次から論文作成を始めるようです。
2年次の夏以降(税理士試験後)から2月くらいまでは、毎日夜遅くまで大学院の研究室や図書館に行くそうです。自身の論文のテーマで有名な研究者や教授の書籍や論文等を読んで修士論文を作成します。ちなみに当然ですがコピーや盗作が判明すると大学院の卒業試験or国税庁の論文審査で不合格になりますのでコピーはできません。
ここまでしても必ずしも大学院を卒業できるわけではなく、卒業に値しない論文の場合は留年になります(どの大学院でも毎年数名いるそうです)。
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