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大学院免除税理士の社会的な評価

 大学院で税理士試験科目免除を受けた人の社会的な評価について

試験組と大差はない

 税理士試験受験中は、免除組(大学院進学税理士)の評価は散々と聞きますが、実際のところは大差はありません。
 
 税理士バッチや税理士証票に試験組かどうかの区別はありませんので、外からみたら試験組か免除組かの判断はつきません。
 
 わかる方法は官報に掲載されるかどうかぐらいでしょうか(一定の条件で一部科目免除を受けても官報に掲載される)。とはいえ、わざわざ合格年度を聞き出して官報までチェックする人がいるとは思えません。

実務上どうしても税法を勉強しなければならない

 税理士は税理士試験に合格するだけではなれません。2年間の実務経験が必要になります。この2年の間にある程度の税法知識を学ぶことができます(親の事務所でなければ、税法を知らなければクビになる)。それに税法を知らなければ税理士として活動することできません。というより、知らないと恥をかくので活動しにくいです。その結果、必然的に税理士業務をするためには税法を学ばなければいけません。
 
 実際に私の周りでも税理士試験の免除組で優秀な税理士を知っていますし、反対に試験組なのに最近の税法に疎い人もいます。
 
 比率で言うと確かに免除者の方が税法に詳しくない人が多いかもしれませんが、試験組とはいえ、税法科目全てに合格したわけではなく、税法3科目だけです(中には4科目以上合格している人がいます)。どの税理士も受験科目以外は実務で勉強しています。
 

 
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