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指導教授によっては卒業が難しい

 大学院による税理士試験免除を受けるためには大学院で修士論文を作成しなければいけません。修士論文は指導教授に認められなければ卒業ができないので苦労する人もいます。

難易度は指導教授次第
 大学院での修士論文作成と税理士試験免除とは本来は目的が異なります。税理士試験科目免除目的の人は修士論文のレベルを国税庁の審査基準に当てはめるでしょうが、教授の基準は原則として所属する大学院の修士課程修了に相当する論文レベルにあるか否かで判断します。教授が大学院修士課程レベルにないと判断すれば税理士試験免除レベルにあったとしても容赦なく留年させられます。
教授の機嫌を損ねるとハンコをもらえない!?
 税理士試験免除のために修士論文を国税庁に提出するには指導教授のハンコが必要です。もし在学中に指導教授のお怒りを買った場合にはこのハンコを貰えないことがあるそうです。ゼミ生が税理士試験免除するかどうかは関係ありませんしね。
論文内容によってはハンコを押さないこともある
 指導教授によっては、指導教授の感覚で修士論文の内容が税理士試験免除要件を満たし、かつ、一定レベル以上でなければ免除申請のためのハンコを押さないことがあるそうです。これは国税庁の論文審査で不適当であると判断されると指導教授のところにも連絡が入り、かつ、その件数が多くなると呼び出し等の措置がとられることがあるそうです(他学生にも迷惑がかかる恐れがある)。そのため税理士試験免除のための要件を満たさないの論文については「卒業はさせるけれど、税理士試験免除のためのハンコは押さない。免除申請したいのであればもう一年頑張りなさい(留年)」と言われることがあるそうです。まぁ、考え方によっては下手に卒業させられて審査落ちするよりももう一年頑張って試験免除できる方が良いですし、親切な教授なのかも知れませんね。
 

 
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