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大学在学中に税理士試験に合格したいなら

 大学在学中に税理士試験5科目合格したい人の勉強方法についてまとめました。

税理士試験を2年で合格する人は殆どいない

 一定の大学であれば所定の単位を取得することで自動的に税理士試験の受験資格を得ることができますが、それだと受験できるのは大学3年生からです。つまり、大学卒業まで2回しか税理士試験を受験することができません。2回あれば合格できるのでは?と思う人がいるかもしれませんが、税理士試験を2回で5科目合格する人は本当に稀です。1,000人いて1人いるかいないかです。

大学1年生に日商簿記1級か全経簿記上級に合格すれば大学在学中に3回受験できる

 税理士試験は大学の単位取得以外に日商簿記1級か全経簿記検定上級に合格すれば受験資格を得ることができます。日商簿記1級の受験日は6月と11月、全経簿記上級は7月と2月です。この両方とも受験することをオススメします。願書出願時に合格証明書を提出する必要があるため、大学2年の6月or7月に合格してもその年の8月には間に合いません。
 
 既に日商簿記2級か3級に合格している人は6月は1級受験をオススメします。そのあと7月には全経簿記上級の受験です。日商簿記3級合格者からするとイキナリ1級と上級は難しいかもしれませんが、大学在学中に税理士試験5科目合格することを考えると1年次に日商簿記1級合格・全経簿記上級合格は最低条件だと思います。そのくらいの気持ちで勉強しないと大学在学中には合格できないと思います。
 なお、まだ簿記のボも知らない…という人は日商簿記2級と3級を同時受験して11月の日商簿記1級と2月の全経簿記上級試験に全力で望みましょう。
 万が一、1年次に日商簿記1級・全経簿記上級に合格できなかったとしても無駄になるわけではありません。簿記論の勉強で必ず役立ちます。
税理士試験1年目の受験科目
 大学2年生の8月に受験する場合、日商簿記1級・全経簿記上級の合格がわかったのが10月以前か、それとも11月以降かで受験科目は違って、それぞれのオススメ受験科目は次のとおりです。

<10月以前に合格確定>
簿記論、財務諸表論、ミニ税法(消費税法がオススメ)

<11月以降に合格確定>
簿記論、財務諸表論

<3月以降に合格確定>
簿記論

 3月から税理士試験を始めても日商簿記1級、全経簿記上級に合格者であれば8月の簿記論合格も不可能ではありません。
税理士試験2年目の受験科目
 税理士試験受験生の多くは9月から受験勉強を始めます。つまり、合格発表の前に受験科目を選択しなければいけません。

<簿記論、財務諸表論、ミニ税法受験者>
法人税法(所得税法)、事業税法(相続税法、住民税法)

<簿記論、財務諸表論受験者>
法人税法(所得税法)、事業税法(相続税法、住民税法)

<簿記論受験者>
財務諸表論、ミニ税法(消費税法がオススメ)

 もし合格していると思っていた科目が不合格だった場合は、既に受講している科目を振替えることができます(法人税法→簿記論)ので、9月になったら未学習科目を受験した方が良いでしょう。
大学在学中に5科目合格したいなら2年で3科目は合格する
 もし大学在学中に税理士試験5科目合格したいのであれば大学3年の間に3科目は合格しないと在学中の合格は難しいでしょう。大学4年生は就活もありますし、4年生で3科目合格は難しいと思います。
 

 
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