税理士試験についてわかりやすく説明しています。

独学では合格できない

　大学生の場合、税理士試験は独学では合格できないと考えて間違いありません。絶対に合格できないというわけではありませんが、合格できる可能性は限りなく少なく、独学受験に要した時間と労力が無駄になる恐れがあります。

大学生には受験費用が高いのはわかる

　税理士試験の講座費用は安いところでも1科目あたり10万円くらいです。社会人の10万円と学生の10万円ではその価値が違うのはわかりますが、正直に言って、大学生が独学で税理士試験を受験して合格できるかと言われたら、限りなくゼロに近いと答えます。

税理士試験は上位１０％が合格する相対評価試験

　一応、表向きは税理士試験は60点取れば合格となっていますが、実際は合格率が10％前後になるように得点調整しています。つまり、税理士試験合格のためには上位10％以内に入らなければいけないということになります。
　税理士試験受験生の殆どが受験予備校に申し込みをしており、その受験生よりも成績が良くなければ合格できません。同じように受験予備校で勉強していても上位10％以内に入るのが難しいのに、それを独学で勉強するというのは本当に難しいです。
　受験予備校では過去の試験から傾向と対策を考えて教材や講義、カリキュラムを作成しています。また、毎年変わる税制改正にもタイムリーに対応しています。もし独学で勉強しようと思えば試験傾向や税制改正の情報を自分で見つけなければならず、相当の労力が必要になります。間違えた情報で勉強したら100％不合格です。

税理士試験は合格しないと意味がない

　たまに「私は税理士試験を受験したことがある！」「A判定でした！」とか言う人がいますが、社会では何の役にも立ちません。4科目合格ですら意味がないことが多いです。税理士試験は税理士になって初めて意味を持ち、社会でも役に立つのです。
　独学で勉強するのはいいですが、合格できなければ独学受験に要した時間と労力が全くの無駄に終わります。それなら受験せずに遊んでいたほうが有意義な学生生活を送れるのではないかとも思います。
　たしかに税理士試験講座は学生には割高ですが、独学で受験するリスクを考えると安いのではないでしょうか。
　

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