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実務経験無しをカバーする方法

 実務経験が無い人が税理士事務所等(税理士法人、税理士事務所)で働くのは非常に難しいです。とはいえ、誰しも最初は実務経験がありません。そこで税理士事務所等での実務経験がない人がそれを補うための方法を紹介します。

最低でも簿記2級に合格

 税理士事務所等で働くためには最低でも簿記2級に合格しておきましょう。実務経験があれば資格の有無は問われないかもしれませんが、実務経験がなく、かつ、簿記もなければ採用してもらう可能性は殆ど無いと思います。なお、税理士試験の会計科目に合格している場合は簿記2級が無くても大丈夫です。

実務講座を受講

 税理士事務所等の求人に応募する人の多くは簿記2級に合格しているので簿記2級だけでは差別化を図ることができません。さらに差別化を図るためには大原簿記やTACなどで開講している実務講座がオススメです。会計ソフト入力講座、決算処理講座、年末調整講座、確定申告講座など税理士事務所等で働くための基本的な知識を学ぶことができます。

 このような実務講座を受講した場合は、履歴書に講座を受講した旨を記載しましょう。
例:平成○年○月 会計ソフト入力講座受講
  平成○年○月 年末調整講座受講

 実務講座を受講している人の印象は結構高いですよ。個人的には実務経験がない人には一番オススメ。税理士事務所等で働いている新人が事務所に秘密でコッソリ受講している人もいます。
税理士事務所で働くために役立つ実務講座(大原簿記)
税理士事務所で役立つ実務講座(TAC)
税法の知識がない人にオススメ
 税理士試験の法人税法、所得税法、消費税法に合格している人は問題ありませんが、これらの税法を全く知らない人は税務能力検定試験がオススメです。税理士試験ほど難しくなく、かつ、一般的な税理士事務所等で働くのに必要とされる知識はひと通り学べます。

 簿記2級に合格し、実務講座も受講した人で、更に…という人にオススメです。
 

 
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