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働きながら税理士試験受験VS受験専念

 税理士事務所等(税理士法人、税理士事務所)へ就職を考えている場合、ある程度税理士試験の科目合格をしてから就職するか、受験に専念して税理士試験5科目合格してから就職するのかどちらが良いか。

25歳以上は仕事をしながら受験

 税理士試験はボリュームが多いので早期に合格したいのであれば受験専念が一番だと思いますが、働きながらでも努力次第で合格できる資格です。また、将来、税理士登録したいのであれば、税理士事務所等で2年以上の実務経験が必要ですのでいずれは就職しなければいけません。そうなると税理士試験合格前に就職するのか、税理士試験5科目合格してから就職するのかで迷うと思いますが、私は25歳以上であれば仕事をしながら受験した方が良いと思います。
受験専念はリスクが大きい
 税理士試験は5科目に合格しなければ税理士になることが出来ません。受験に専念して5科目合格できれば良いですが、5科目合格できずに諦めてる人が多いのも実情です。受験生の中には4科目まで合格していたのに受験を諦めた人もいます。
 
 就職には適齢期があります。受験に専念して確実に合格できれば良いですが、万が一合格できなかった場合、やり直しがきくのは24歳までだと思います。
働きながらでも合格できる
 税理士試験は勉強ボリュームが大きいですが、毎日コツコツ勉強していれば働きながらでも合格できます。実際に受験生の多くが社会人です。簿財以外は一年に複数科目に合格するのは難しいですが、1科目ずつであれば十分合格することはできます。
5科目合格&実務経験無しは就職困難
 税理士事務所等では税理士試験科目合格者を優遇していますが、これは実務経験があった上での優遇であって、実務経験がない科目合格者はあまり評価されません。実務経験がないので仕事ができないのに、科目合格手当などを支給しなければならず、税理士事務所等からすると非常に厄介です。さらに5科目合格者であれば、実務経験の要件を満たすと顧問先を持って独立開業するリスクもあります。そのため税理士試験5科目合格&実務未経験者で採用している税理士事務所等はあまり見かけません。
 

 
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