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大きい税理士事務所等で働くメリットデメリット
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働く税理士事務所等(税理士法人、税理士事務所)の規模によって、メリットとデメリットがあります。ここでは大きい税理士事務所等で働く場合のメリットとデメリットを紹介します。 |
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メリット
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- @多種多様な仕事を経験できる
- 大きな税理士事務所等であるほど、当然、それだけお客様の数も多くなります。小売業や飲食店業、製造業、建築業、公益法人やNPO法人など小さな事務所では経験しにくい業種を担当できるかもしれません。また、お客様の規模も比較的大きなところを担当させてもらえるかもしれません。規模が大きいところほど、税務上で難しい判断や処理を経験できます。大変ですが、やりがいがあります。
- A従業員教育がしっかりしている
- 税理士事務所等の規模に応じて従業員の人数も増加します。従業員が多いということは、それだけ管理する必要があります。そのため従業員教育に力を入れて、従業員の知識の底上げを図っています。小さな税理士事務所等ではあまり見られない税務研修制度や税務レポート発表会などを実施しているところがあります。
- B福利厚生が充実している
- 税理士事務所等の業界は他の業界に比べて従業員の福利厚生が整っていないと言われています。税理士事務所等の業界に限らず、こういったことはどの業界にもあるとは思いますが、社会保険なし、ボーナスなし、有給休暇が取れない、サービス残業あり(寝袋持参の泊り込みあり等)、突然の解雇など、税理士事務所等のブラックな話題を取り上げればきりがありません。
大きな税理士事務所等では所長税理士一人では仕事が回りません。従業員に働いてもらわなければいけません。そういったことから規模が大きい事務所ほど、従業員の福利厚生を充実させて、従業員満足度を高め、従業員の定着率を高めようとしています。
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デメリット
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- @下働き期間が比較的長い
- 規模が大きい税理士事務所ほど、仕事の分業化が進んでいます。仕訳の入力担当、試算表や経営分析表の作成・報告担当、決算書作成担当などに分かれているところもあります。小さい事務所等ではこれらの殆どを一人でするのですが、大きい事務所等では入社してすぐは領収証等の資料整理や電話対応、申告書提出、コピー、シュレッダー、ゴミ掃除などばかりです。
そのため短期間では独立や転職で役立つ経験をあまり積めない恐れがあります。
- A人間関係が複雑
- 税理士事務所の規模が大きいということはそれだけ人が多くなります。人間関係は人数の多い少ないに関わらずありますが、人数が多いほど派閥などができ人間関係が複雑化します。
- B所長税理士との距離が遠い
- 規模が大きい税理士事務所等ほど、所長税理士との距離が遠くなりがちです。所長税理士は、お客様との交際や税理士会の活動等で職場にいないことが多く、事務所によってはひと月に1回会うかどうかというところもあるそうです。
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