税理士試験についてわかりやすく説明しています。
税理士試験がよくわかるサイト

指導教授によって論文審査に差があるというのは本当ですか?

 大学院の指導教授(ゼミの教授)によって、国税庁の論文審査で差があるという話を聞きましたが本当でしょうか?有名な教授の方が論文認定を受けやすいのでしょうか?

良い面、悪い面がある

 国税庁の論文審査で指導教授の知名度の有無が認定に影響があるというのはある程度信憑性が高いです。それが類推できる文言が国税庁HPに記載(「指導教授の専門分野についても審査対象にする」)されています。
 
 また、指導教授の知名度も関係があるのではとも言われています(これは完全な推測で真偽は不明)。有名な先生であれば、その教え子である生徒の論文も確かなものであろうというのがその理由だそうです。
 
 ただし、必ずしも指導教授が良いからといって論文審査に合格するというわけではありません。どの生徒も知名度の高い指導教授に論文の指導をしてもらいたいものです。そうなると勿論、入学試験での競争率は高いですし、入学後も同じゼミ生が多いため、生徒一人あたりの指導時間が少なくなります。2時間の授業でも生徒が2人の場合と10人の場合では指導時間が全く違います。ゼミ生が少ないほど、教授からしっかりと指導を受けることができるため論文を作成しやすいです。
 
 結局論文を書くのは論文認定審査を申し込む本人です。大学院の教授に悪い先生はいませんし、教授の指導の下、論文を作成すれば、一定の論文を書くことができるはずです。指導教授も自分の教え子が国税庁の審査に落ちるような論文を書くことを望んでいませんでしょうし。
 

 
TOP 税理士試験一覧 勉強方法 税理士試験FAQ
Copyright (C) 2011 税理士試験がよくわかるサイト All Rights Reserved.
【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載などを禁じます。】