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簿記論と財務諸表論のどちらから始めた方が良いですか?

 税理士試験は簿記論財務諸表論を同時に受験している人が多いですが、別々に受験しようと考えています。どちらから受験した方が良いですか?

簿記1級の人は簿記論、簿記3級以下の人は財務諸表論、簿記2級の人はどちらでも良い

 簿記論でも財務諸表論でも大差はありません。相乗効果等を考えると本当は同時受験が理想ですが、時間的な都合などで1科目受験の場合にはどちらから受験を始めても大差はないと思います。
 
 ただ、簿記論は計算のみ、財務諸表論は理論と計算が5:5ですので、日商簿記1級に合格している人や理論が苦手という人であれば簿記論の方が勉強を始めやすいと思います。理論問題は財務諸表がどのような基準で作成されているのかを理解して文章で解答しなければいけないので、ある程度の文章読解力、暗記力、文章力が必要です。その代わり財務諸表論は理論があるので計算問題は簿記論ほど難しくありません。なので簿記論でも財務諸表論でもあまり大差はありません。

 簿記検定から税理士試験受験という人は財務諸表論の理論で苦戦する傾向があります。財務諸表論の理論はいずれ勉強しなければいけませんが、初めての税理士試験+初めての理論暗記=自信喪失、という人もいます。税法科目の理論に比べるとやさしいですが、苦手にしている人が多いのも事実です。

 個人的には簿記1級の人は簿記論、簿記3級以下の人は財務諸表論、簿記2級の人はどちらでも良いと思います。
 

 
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