税理士試験についてわかりやすく説明しています。

税理士法人・税理士事務所の仕事

　税理士法人や税理士事務所での仕事内容は、会社によって異なりますが、大体は次のような仕事です。

主な仕事

　主な仕事内容は記帳入力業務です。お客様から預かった資料を会計ソフトに入力して、財務諸表（貸借対照表、損益計算書等）を作成します。作成した財務諸表を基に経営分析資料を作成し、お客様に返却します。
　
　また、税務調査や決算終了後には報告書等の資料も作ります。

スポットの仕事

　税理士法人や税理士事務所での仕事は、記帳入力業務だけではありません。この他に次のような仕事があります。

　■法人税・所得税の決算申告書作成: 　法人事業主のお客様の場合は、決算月終了後の2月以内に申告書を提出しなければいけません。個人事業主のお客様の場合は、3月15日までに確定申告書を提出しなければいけません。
　■相続税関係: 　相続税申告や相続税シュミレーションなど
　■年末調整: 　お客様の従業員等の1年間の給料を集計し確定させます。その金額を基に所得税の納税額を算出します。
　■償却資産税申告: 　お客様が保有している償却資産を集計し、申告書を作成します。
　■就業規則等の書類作成: 　お客様の就業規則や退職金規定などの社内規定の作成

会社によっては保険営業もある

　税理士法人や税理士事務所によっては、保険を取り扱っているところがあります。そういったところでは、保険の営業をしなければいけないところがあります。社員全員に生命保険の募集人資格を取得させて、保険提案書や保険設計書の作成を一からしなければいけない税理士事務所もあります。

お客様対応

　税理士法人や税理士事務所の仕事は、記帳入力だけではありません。多くの会社では、ひと月から3月に1回はお客様と会い社長や担当者と打ち合わせを行っています。税理士事務所等によってはお客様の会社内で記帳入力するところもあります。
　