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財務諸表論

 財務諸表論は、税理士試験の必須科目のひとつですので必ず合格しなければなりません。

財務諸表論の特徴

 財務諸表論は、税理士試験の中では比較的合格しやすい科目です。
 
 財務諸表論は、簿記論や法人税法、所得税法、消費税法などの科目にも関連するため、税理士試験受験生の多くが、この財務諸表論から受験をスタートしています。

 
難易度(※)
勉強ボリューム
平均合格期間 1年から2年

難易度、勉強ボリュームは簿記1級★★、簿記2級★を基準に設定しています。
出題範囲
 税理士試験受験案内によると、財務諸表論の出題範囲は、「会計原理、企業会計原則、企業会計の諸基準、会社法中計算等に関する規定、会社計算規則(ただし、特定の事業を行う会社についての特例を除く。)、財務諸表等の用語・様式及び作成方法に関する規則、連結財務諸表の用語・様式及び作成方法に関する規則」となっています。

勉強時間の目安

 550時間
試験内容
 理論50%、計算50%です。
財務諸表論が合格しやすい科目という理由
 税理士試験の合格率は多少の差があるとはいえ、どの科目も大体10%です。
 
 法人税法などの科目は、これまでに簿記論や財務諸表論などに合格した人が受験しているのに対し、財務諸表論は、多くの受験生が税理士試験で最初に受験する科目のひとつです。
 
 つまり、財務諸表論受験生の多くが税理士試験の初心者なのです。
 
 税理士を目指す人は沢山います。しかし、そのなかには、最初に始めた科目で諦める人が少なくありません。簿記論、財務諸表論に合格して、税法科目にまでたどり着くまでに、何人もの人が税理士を諦めていきます。
 
 そういった意味で、財務諸表論と法人税法は似たような合格率ではありますが、受験生の質が違うため、比較的に税理士試験初心者が多い財務諸表論は合格しやすい科目と言われているのです。
 

 
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